スクラムで開発する強さ

前回まで開発拠点の成り立ちをご説明してきましたが、今日は開発手法についてご説明します。

まずはじめに、私たちは下記のアジャイルソフトウェア開発宣言に則り開発を進めています。

アジャイルソフトウェア開発宣言

私たちは、ソフトウェア開発の実践
あるいは実践を手助けをする活動を通じて、
よりよい開発方法を見つけだそうとしている。
この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。

プロセスやツールよりも個人と対話を、
包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、
契約交渉よりも顧客との協調を、
計画に従うことよりも変化への対応を、

価値とする。すなわち、左記のことがらに価値があることを
認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。

そしてチームスクラムでは、4つの開発手法を用います。

我々が採用している開発手法は、「ペーパープロトタイプ」、「ペアプロ」、「スプリント」、「ユーザーインタビュー」です。

順番にご説明してきましょう。

まず、一つ目の「ペーパープロトタイプ」とは、開発着手前に紙芝居をつくる手法です。我々はツールとして、「invision」を使用しています。「ペーパープロトタイプ」を作成することで、スクラムメンバーはユーザーストーリーを把握でき、開発画面数、必要機能を洗い出しますことが可能になり、完成の定義を正確に捉えることができます。

「ペアプロ」とは、iOS、アンドロイド、フロントエンド、バックエンドの各チームのエンジニアがペアを組みプログラミングをすることです、文字通りペアプログラミングです。ペアプロの利点は、チームメンバーにおけるタスクの吸収が属人的になることを回避でき、時には相棒、時にはライバルとなることで個人のスキルアップが期待できます。

「スプリント」とは、1週のトラックを走るタイムラップを測ることです、1スプリントは月〜金曜日の5日間です。総稼働時間が一定のエンジニアは、毎週予め優先順位が決められたバックログイシューと呼ばれる開発タスクを処理します。このサイクルをスプリント、つまり陸上選手がトラックを1週する単位とします。プロジェクトでは、このスプリントをエンジニアが100回も200回も繰り返し行います。

「ユーザーインタビュー」とは、プロトタイプを実際のユーザーに使用してもらいフィードバックをもらうことです。この手法は、ペーパープロトタイプを用いて、ユーザーストーリーの可能性を探ったり、プロトタイプを用いてユーザーストーリーフィットを調整するために用いられています。

こうした我々の知見をひとつづつ積み上げて、現在のスクラム開発に至っています。スクラムで開発する強さは「チームワーク」で開発する強さそのものであり、加えて全員で一歩ずつ進む安定感もあります。アジャイルやスプリントは、ピボットと呼ばれるオーナー側のビジネス要求にも迅速かつ、柔軟に対応できます。つまり、スクラムは強大なパワーで安定感があるのですが、いつでも向きを変えられる対応能力にも優れているのです。

今、ハイデザインズではグロースハッカー、フルスタックエンジニア、アシスタントを募集しております、これまでご説明したベトナム開発拠点で実際に働きたいという方は、こちらからご連絡ください。すぐにオンラインで面接をさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました、次回は我々が注力している「アプリ」についてご説明したいと思います。

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