ベトナム開発拠点の優位性

私たちは2014年の8月から、ベトナムホーチミンにて新たな開発拠点の立上をスタートさせました。18ヶ月で受託開発などバックエンド、フロントエンド、アプリ開発の各チームを5つ立ち上げてきました。そして、2016年4月からは、新関連会社のプロダクト開発チームとして、開発メンバーの増強を行います。

今日はベトナム開発拠点立ち上げの背景と優位性についてご説明します。

実は2012年より国内でエンジニア採用を行っておりましたが、2014年8月までに当社が求めるエンジニアに全くリーチできなかったという事実があります。採用ができない原因(私たちの課題)は以下の2つであると分析しています。

  1. エンジニア絶対数の不足(需要に対する人財供給不足)
  2. 大手ゲーム企業やメジャー企業との採用力の差が大きい(採用人気、資金が不足)

エンジニアを採用できない2年が経過して困り果てた我々は、ベトナムへ行き現地でエンジニアと直接会ってみよう。というアクションに至ったのです。その時、現地の採用告知から面接、ラボの立ち上げをサポートしてくれたのが「EVOLABLE ASIA CO., LTD」です。

そして、ベトナムにきて上記2つの私たちの課題は解決したのです。

まずエンジニア絶対数については、当時は日本よりベトナムの方がエンジニアの供給数が圧倒的に多かったのです。短期間で候補者を多数集めることができました(現在は競争が激化し状況は変わりつつあります)。

次に採用資金についても、当時は国内に比べ安価で採用することができました(現在は競争が激化し状況は変わりつつあります)。そして、メジャー企業でなくても、仕事内容とスキルがマッチすれば優秀な人財に来てもらうことができました。ベトナムエンジニアからすれば、日本企業というブランドがモチベーションの一つにもなっていて、日本との仕事にやり甲斐を感じてもらえているのです。

こうして始まったベトナム開発ですが、本当の優位性は実は違うところにありました。

それはベトナム人の気質と環境に関係しています。実はベトナム人は日本人よりせっかちで、短期的に成果がでないとストレスを感じるのです。もちろん、日本人でもベトナム人でもいろんな方がいますから、全員がそうとは言いませんが、相対的にみてせっかちであると感じています。

私たちはスプリントと呼ばれる、週単位で開発タスクのバトンをリレーする開発手法を用いています。この手法は主に開発の下流工程で用いられており、高速PDCAなどとも呼ばれています。実はこの下流工程高速PDCAには、せっかちな性格がとても相性が良いのです。スプリント毎に成果を見える化しているため、ストレスを感じることなく毎日楽しんで仕事ができるのです。また、彼らを取り巻く環境もスマホやインターネットが中心となっているため、日本のように雑誌やテレビなどメディアが分散することなく、ほぼ全てインターネットに集約されるのです、結果ネットスキルが日常的に向上します。ネット関連のドキュメントや開発のプロトタイプも日本語やベトナム語ではなく、最初に英語から入るので、ボーングローバル開発にも適しています。

さらに、ベトナム政府は外資系のIT開発の拠点やエンジニア人財輸出を戦略的に実施していて、特に日本に対しては積極的な姿勢です。ベトナム自体も6%程度の経済成長率をキープしているので、国全体としても勢いが感じられます。

以上がベトナム開発拠点の優位性であり、我々がベトナムを選んだ理由です。

今、ハイデザインズではグロースハッカー、フルスタックエンジニア、アシスタントを募集しております、これまでご説明したベトナム開発拠点で実際に働きたいという方は、こちらからご連絡ください。すぐにオンラインで面接をさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました、次回はベトナムで行っている開発手法「スクラム」についてご説明したいと思います。

 

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